GLOSSARY鋳物用語集

鋳物用語集

この鋳物用語集は「鋳造用語辞典(日本鋳造工学会編)」を参考に独自に修正、加筆してまとめたものです。無断転載はお断りします。

た行

たいしょくせい「耐食性」
材料が腐食に耐える性質。
たいまもうせい「耐摩耗性」
固体表面部の摩擦による減量が小さいこと。
だっさんざい「脱酸剤」
溶湯を脱酸するために添加する物質。
銅および青銅系の脱酸剤としては主に15%りん銅地金が使用される。
だぼあな「ダボ穴」
模型分割部の相互の位置を決定するために、合わせ目に付ける突起物をダボというが、そのダボのはまる穴のことを言う。
だんぜき「段ぜき」
湯口の下部から上部の間に複数のせきを、鋳物部へ設けたもの。
ちくろ「築炉」
炉を作ること。
チッパ
鋳物のばりや、せきあとの除去用工具。
ちゅうぞう「鋳造」
金属を溶かし、鋳型に流しこんで、所要の形に造ること。
でんきでんどうせい「電気伝導性」
電気の伝わりやすさ。
でんきどう「電気銅」
電解精錬により製造した純銅。
でんきろ「電気炉」
電流によるジュール熱、アーク放電の発生する熱、または高周波による誘導電流などの発生する熱を利用する炉。
温度調節が容易、溶解損失が少ないなどの特徴がある。製鉄・製鋼・研磨材製造などに利用。
どうごうきん「銅合金」
銅を主成分とした合金の総称。真鍮(亜鉛との合金)・青銅(錫との合金)の類。
とかたざい「塗型剤」
黒鉛、ジルコンフラワおよびシリカフラワなどの耐火物の微粉末を補助粘結剤その他を含む水やアルコールなどの溶剤に分散させたもの。
とばされ「飛ばされ」
溶湯が鋳型内に流入して、鋳型の弱い部分に突きあたり、その部分がこわれて欠損して発生する欠陥。
とりべ「取鍋」
炉から出る溶湯を受け運搬や鋳込みを行う容器。